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NAS Auto Field 愛知県岡崎市小針町3丁目3-14 電話番号0564-32-2838
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VW トゥアレグ ミッション修理

3.2のトゥアレグのミッションホールドの事例です。お付き合いのある某有名買い取り店さんからのご依頼ですが、異状なしののつもりで通常の買い取り価格で買い取ったのは良いが実はミッション不良で変速しなくVWディーラーの見積もりは80万円(ミッションをばらして直せるディーラーは残念ながらまずありません)なので何とかしてほしいとの依頼です。その他もエアバック、サイドブレーキなどの警告灯も点灯しているとの事DSC07175.JPG

 

まずご存知の方も多いとは思いますがメーター上のシフトインジケータの液晶(PRNDS)が全部、真っ赤になるいわゆるミッションチェック(ミッション不良の警告灯)です。初期の作動点検、走行テスト、診断では3速ホールドでシフトダウンもアップもしない症状、診断機でトラブルコードを読み、消去するとミッションは完全に復活する。(その後この復活する症状が難点になるのですが)ミッションの警告灯が点灯しっぱなしでも3速固定になる時も走行には全く支障がない時もあります。エアバックは運転席のエアバックの異常。サイドブレーキは最初ブレーキフル―ドが少なくて点灯しているものだと思いましたがサイドブレーキレバーASSY自体の不良でした。

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一番重要なミッションの不良から探っていきますが走行テストの感じやATFの色やトラブルコード、走行テストの結果などから踏まえて経験上はミッション本体ではなくバルブボディ(ミッションの中に付いていてミッションの作動をさせるための油路や油圧を制御するおおきな塊です)かコンピュターなどの制御系が原因かと思いました。ただミッション本体が良さそうだから安く、楽でもなく、バルブボディのなかの部品一つを交換したくても国内ではメーカーからはASSY丸ごとの供給しかなく修理金額も30万円以上します(部品だけ25万円以上)時間をかけて一つずつ点検して行って国外からも部品を輸入して何とか工賃も合わせて80万円かかると言われていた修理を20万円位で修理でき(エアバックランプ、サイドブレーキランプ修理含みです)依頼会社からも喜んでいただけました。 DSC07227.JPG

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文章では数行で修理完了ですが診断や走行テスト、何回もATFを抜き、バルブボディを何回も外し、点検、修理で1ヶ月以上かかりました。1番の理由が先ほども書きましたミッションの警告灯が再点灯する期間が数秒であったり1週間以上点灯しなく、ある朝エンジンをかけた瞬間に点灯したりと言った待ち時間で長期戦になってしまいました。 ミッション丸ごと交換で80万円払えば数日で終わったのでしょうがそれでは意味がありません。当社は輸入車修理専門店ですので業者さんやディーラーさんなどからも修理依頼は多く受けますし、他店で金額は取られたがほとんど変化がなかったり、全く直っていなかったりとの後の祭り状態で来られるお客さまも非常に多いので少しでも金額や修理方法などに疑問をお持ちになったらすぐにご連絡下さい。一番の見分け方は修理方法や交換部品に対してあやふやな回答だと思ったら要注意です。たとえば大した時間もかけていないのにこれを交換すれば多分直ると思いますがダメならこれもです。の様な感じです。当社もすごい訳ではありませんので全部が直ったり、完璧な訳がありませんので偉そうな事は言えませんが少なくとも自分が相手の立場で結構な金額を払う可能性がある場合には慎重にお話はするよう心がけております。

エアバックやサイドブレーキの故障もどちらも基本はASSY交換でしたがこれもまたすごい部品代でしたので以後の保証は出来ない事をご了承して頂き修理致しました。

 

             

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