フェラーリのクラッチ関係修理です。 オイル漏れやクラッチフル―ド漏れ、動きが悪くなるフェラーリに有りがちな修理で理由は色々ありますが今回紹介するのは通常の漏れとは違い2重3重に不良が有り、最初たいした事は無いけど触ってみたら最終的には他の不良も発見できて良かった事となった348です。
走行した後、リア周りにオイルっぽいのがバンパーやナンバーに付着するとのことでの入庫でした。良くダラッとクラッチハウジングから見ただけで分かるほどクラッチフル―ド漏れているのは良くやりますがスピードをだす高速道路走行後だけに微量に付くという物でしたので預かって点検しました。クラッチフル―ドの漏れも考えたのですが見ただけではクラッチフル―ドに見えない位、微量なオイル分でしたがエンジンオイルかミッションオイルぽいので取りあえずクラッチハウジングを取り外し点検作業
結局、微量な漏れの原因はミッションオイルでしたが、クラッチハウジング内もオイル汚れが酷く、驚いたのはレリーズベアリングがスライドする時に動かないようにするためのピンが折れていて片方のスプリングは無くなっていました。ある意味、オーナーが常に車を綺麗にしていて少しのオイル分も見逃さなかった事での早期発見修理で、ほかっておいたら高額なクラッチ交換にもなったかもしれません。 当然、分解したのでレリーズシール、Oリングも交換してフル―ド交換、エア抜きで完了です。少しでも変化があったら早めの処置が重要です。 ついでにHID取り付けと飛び石のバンパー修理もしました。