ニュービートル カブリオレ オープン故障 不良修理
ニュービートルのソフトトップの開閉不良の修理依頼です。 もともと動いていたらしいのですが、時々動いていたものがだんだんと動かなくなり、当社に入庫時は開いたまま全く動かなくなっていました。
この車に限らず、オープンの修理は時々頼まれますが、他の修理に比べて面倒になるケースが多いです。
この車はまだ多少はトラブルコードや作動を診断機でアクチュエーション出来ますが、他車モデルにはオープン系はテスターではほとんど具体的なコードは出る事が少ないので、基本的な事から原因探求していかねばなりません。探求順序としては、メインスイッチ→ヒューズ→電源→各センサー、スイッチ→カプラー、ハーネス導通、抵抗→コントロールユニットなど一箇所づつ、点検し、つぶしていきます。
電機系の探求も手間がかかりますが、個人的にそれよりも面倒だと思うのはソフトトップのリンケージや、それらを見る為にバラしていかなければならない内装パネル類です。 オープンが動く前提で取り付けられている部品や螺子なども多く、動かない状態だと手が入らなかったり、ボルトや螺子などが見えなかったり、取れなかったりと大変です。 悲惨なのはアストンマーチンや変わり種の車のオープンは壊れた時に普通は緊急用に手動でオープンが動かせるものですがそのような御親切な機構が有りません。 閉まっている状態ならまだいいですが、オープン状態で壊れたらどうするのでしょう？ （どうにもなりませんが！！）
今回は原因が複数有りましたが、スイッチやセンサー系の故障でした。 部品を取り外すのに時間がかかりましたが、原因を突き止めるのは思っていたよりは早く特定できました。
